SECHS1★短篇小説〜プリンセス・ティレイサ9。 | チームSECHS!

SECHS1★短篇小説〜プリンセス・ティレイサ9。

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    プリンセス・ティレイサ』1はこちら
     

     

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     「……なるほど」

    オリビア達は男達から話を聞き終えた。
     

    「あの屋敷にはとんでもない女がいやがる!魔人の力を持つ女が!」

    「そうだ!俺達はそいつに命令されて…」

    「逆らえなかったって?」

    オリビアがつまらなそうに、そう呟いた。

     

    「行くぞ」

    「はーい」
     

    オリビアは男達を置いて、レイトルズへと戻ろうとした。
     

    「ま、待ってくれ!」

    「俺達は」

    紅がそっと男達に告げる。
     

    「大丈夫!ちゃんと自警団に場所を伝えておくから」

    「お、お嬢ちゃん!」

    「なあ、そっちの青い髪のお嬢ちゃん!」

    「…誰がお嬢ちゃんだって…?」

    レッチェは半眼で男達に目を向けた。
     

     「ひぃ!怖い顔!だがその顔もまた…」

    「…うえ」

    「なあ、お嬢ちゃん、いやお坊ちゃん!悪い子とは言わねえ!あの女に近づくな!」

    「そうだ!あの女は恐ろしい…!」
     

    しつこく引き下がってくる男達。

    「…ふうん……」
     

    レッチェは少し面白そうに。
    狼狽している男達をよそにすたすたと、ティレイサが待つ馬車へと戻っていく。
    その後ろを紅が追った。レイトルズに乗り込んだ紅は、運転席で待っていたオリビアに、
    お待たせと合図を送った。
    オリビアは後ろの馬車をミラーで確認した後、レイトルズを発車させた。




    馬車へと戻ったレッチェ。

     

    「大丈夫でしたの?」

    「何も。問題ないよ」

    ティレイサを安心させるべくか、はたまた本当に何でもないことなのか。
    レッチェはそう言って、すっと席に座った。


     

    「それでは行きますよ」

    「ええ!」

    テオルが馬を再び走らせ、馬車は動き出した。
    戻って来たレッチェを、レディアはふと見た。
    レッチェがまだ何を考えてるか読み取ることは難しかった。

    2人の目の前に座っているティレイサはレッチェを見て。
    気にはなるものの、これから会うだろうディレーの事をまた考え始めていた。

     

    (どんな方なのかしら。しっかりしないと…)

    父が言ってくれた事を思い出しながら、ティレイサは過ぎゆく景色を見つめた。



    レイトルズの中では、紅がオリビアに前のめりで話していた。

     

    「ディレー氏の屋敷に、なんだか不審な気配あり!」

    「まったく

    「魔人の力って、言ってたねおじさん達!ねえ、オリビア。魔人の力って

    紅の問いかけに、オリビアは答えてやる。
     

    「この6つの惑星には、それぞれの星を統べる力がある。
    共通する力もあるが、このレガント星で良く知られているのは法力の力だ」

    「うん。レディアが法力師だもんね」

    紅は、レディアがえいっと法力を使っている姿を思い浮かべた。
    オリビアは紅の返事を待って話を続けた。

     

    「法力は人を癒す。カルテアの星の力を持って傷ついた者を。
    それと対をなすのが、魔人の力だ。魔人の力は、その名の通り魔人を操る力もあるが、
    カルテアの星の、人らしくない力を指す言葉とも言える」

    「うーん。ボクには分かんないなあ」

    「勉強しに来てるんだろう?」

    「えへへ」

    (何故そこで照れる)
     

    オリビアはまだ同じチームメンバーになった紅を持て余している様だ。
    紅は後部座席から見えるオリビアを嬉しそうに観ている。

     

    「要は魔人の力って言うのは、人並外れたすっごーい力ってことだよね!強そう―!」

    「ふっ」

    オリビアは、のんきで良いな、と思うに留めた。


     

    レイトルズを走らせて、しばらく。ディレーの屋敷が見えてきた。
    強固そうな門の前に車を停めた。程なくティレイサを乗せた馬車も到達する。
    オリビアは門番に話した。


     

    「我々は、ディレー氏の書状よりティレイサ姫をお連れした」
     

    門番も心得ている様で、ディレーに報告と共に、彼らを屋敷内へと迎え入れた。

     


     

    To be continued

     

     

     

     


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